《整体師が教える!》あなたの腰痛の原因は?
腰痛は同じ腰の痛みでも、人によって原因が違います。
腰が痛い。そんなとき「腰痛でつらい」「あなたも腰痛?わたしも腰が痛いの」などと、友人同士で腰痛のつらさや腰痛対策法を分かち合うことがあります。そうやって、同じ痛みを話して、つらさを分かちあってくれる人がいるのは心強いですね。
しかし、腰痛対策法は分かち合いにくいものです。
腰痛仲間の友人が「これが良かったよ」と進めてくれる腰痛対策グッズを使ってみたけれど、自分には全く効果が感じられないことがあります。どうかすると、腰痛がもっとひどくなって、友人も自分も、お互いに気まずい思いをすることがあります。
それは、腰痛の原因があなたと友人とでは違うからです。
お互いに同じように腰が痛くても、同じ腰痛ではないのです。
腰痛にはさまざまな原因があり、大きく6つに分けられます。
6つの腰痛のタイプを知る
これから、6つの原因をご紹介します。
自分はどのタイプなのかを知って、腰痛対策に役立ててくださると幸いです。
骨の変形や骨折が原因の腰痛(ヘルニア・すべり症)
背骨は脊椎という、突起のある平たい骨が重なって、一本の柱のようになっています。
この背骨の腰の部分が腰椎です。腰椎に変形や骨折があると、腰に強い痛みを感じます。代表的な病気は、腰椎椎間板ヘルニア、脊椎分離すべり症、腰椎圧迫骨折などです。
いずれも、腰椎が変形や骨折することで、脊椎から足の方へ向かって伸びている神経を圧迫するため、腰と足やお尻の痛み、しびれ、歩きにくさなどが起ります。
また、女性に多い側弯症や、結核菌が引き起こす脊椎カリエスなどの病気もあります。
背骨の変形や骨折が原因の腰痛は、痛みを我慢している間に進行します。
早期に病院へいって原因を発見できれば、治療や生活習慣の見直しで改善できますから、我慢しないで病院を受診しましょう。
筋肉のトラブルが原因の腰痛(ぎっくり腰)
背中にあって体を支える働きを持つ背筋は、ダメージを溜めやすい筋肉です。
筋肉のトラブルによる腰痛の代表は「ぎっくり腰」です。しゃがんだ姿勢から立ち上がる、床から物を持ち上げるなどの動作で、ぎっくり腰を起します。
そんなときは、背筋の筋繊維の一部が切れていることがあります。病院に行っても医師からは「寝てなさい」としか言われません。
それでいいのだろうかと疑問を感じる人もいますが、筋繊維が切れているわけですから、筋線維が修復されるまでは、寝て過ごすことが基本的な治療になります。
また、力仕事や前かがみの姿勢がずっと続くときにも、背筋に疲労が溜まって痛くなります。この場合は、温めたりマッサージをしたりすると楽になります。
急な運動で腰痛を起すこともありますが、これは背筋を傷めたり、筋肉痛になったりしている場合が多いので、時間が経てばじきに治まります。
ただ、筋肉のトラブルによる腰痛が慢性的に続くと、やがて背骨の変形を引き起こすので、日頃から軽い運動やストレッチで背筋のダメージを和らげましょう。
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背骨の靭帯の異常が原因の腰痛(黄色靭帯骨化症・前縦靭帯骨化症・後縦靭帯骨化症)
背骨は、平たい形の脊椎が連なって、一本の柱のような形をしています。それらの脊椎を繋ぎ止める働きをしているのが、背骨の靭帯です。
靭帯は硬めのゴムのような柔軟性を持っていますが、この靭帯にカルシウムが溜まり、骨のように硬くなる病気があります。
それぞれの靭帯の名前から「黄色靭帯骨化症」「前縦靭帯骨化症」「後縦靭帯骨化症」と呼ばれますが、いずれも症状は似ています。
症状は主に、腰痛と足の力が入りにくいことです。このような症状は、多くの人が「いつもの疲れ」と判断してしまいがちです。気がついたときには進行して、手術が必要になることもあります。
また、腰椎以外の、頸椎や胸椎などにも骨化症は起きます。体に力が入りにくい状態が続くときには、整形外科の受診をお勧めします。
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自己免疫疾患が原因の腰痛(膠原病・リウマチ)
自己免疫疾患は「膠原病」とも呼ばれます。免疫機能には、病原菌から自分の体を守って回復させる働きがあります。
自己免疫疾患は、その免疫機能が自分の体を攻撃してしまう病気です。
攻撃の仕方によって、さまざまな症状が現れるため、たくさんの病名があります。その中には、自分の骨や筋肉を攻撃する、リウマチや線維筋痛症。筋肉を攻撃する皮膚筋炎、皮膚を攻撃する強皮症などがあります。
骨や筋肉がダメージを受けるのですから、腰椎や背筋もダメージを受けます。また、体を支える中心である腰は、日常生活で疲れを溜めやすい場所でもあります。
自己免疫疾患にかかると、疲労回復しにくくなるため、腰痛と全身の重怠さを感じます。自己免疫疾患は検査などで発見できるので、症状が気になるときは、かかりつけの医師に報告して、検査を受けるようにしましょう。
内臓が原因の腰痛
腸の消化機能が低下して、下痢や便秘が起きると、腰も痛くなります。たとえば、便秘を解消したら腰痛が消えたり、ぎっくり腰を起した直後に下痢も起きたりすることがあります。
どうして、腸の不調と腰痛が同時に起きるのか、その関連は解明されていません。
また、消化器の癌も腰痛から発見されることが多いのです。
発見しにくい癌として知られる膵臓癌の患者様は、激しい腰痛で病院を受診し、画像診断で見つかることがあります。また、胃癌や肝臓癌などでも、患者様は腰痛を訴えます。その関連も解明されていません。
女性では月経のときに腰痛が起きる人がいます。これは子宮を収縮させる働きを持つプロスタグランジンというホルモンが、痛みを作る働きも持っているからです。
このように、一見、腰とは離れた内臓に腰痛の原因が隠れていることもあります。
内蔵が原因で腰痛が起こっている場合の腰痛改善マットレスの選び方
原因不明の腰痛(ストレス性)
つらい腰痛を治したくて、病院にも通い、試せる腰痛対策法は何でも試してみているのに、腰痛が改善しないという人がいます。そのような腰痛は「原因不明の腰痛」と分類されます。
原因不明ですが、近年では「腰に異常はないけれども、脳が痛みを記憶していて痛みがあると勘違いし続けている」「ストレス」の2つが原因だといわれています。
脳の勘違いやストレスが原因である場合は、気分転換や何か夢中になれるものがあると、改善される可能性があります。記者の知人には会社を退職した後、激しい腰痛で外出も難しかったのが、就職が決まったとたんに腰痛が消えた人がいました。
原因不明の腰痛には、心理的な原因が潜んでいる可能性があります。
腰痛の原因に合わせた腰痛対策をしましょう
腰痛の原因を6つ、ご紹介しました。この記事の中に、あなたの腰痛のタイプはあったでしょうか。
もし、思い当たる原因があったら、その原因に合わせて腰痛対策をしましょう。
腰痛の人は多く、中には、腰痛は治らないものとあきらめて、我慢している人もいます。
しかし、腰痛も正しい対策をすれば改善はできます。もし、腰痛の原因になる病気が進行していても、病気に合わせて、痛みを和らげる対策はできます。
腰は体の中心ですから、痛みがあると動きづらく、運動不足や正しくない動き方をして、他の病気を引き起こすことがあります。それに、腰痛は治らないからと痛みを我慢しているうちに、大きな病気が進んでしまうこともあります。
腰が痛くなったら、早めに原因を知って対策をすることで、痛みの進行を防ぎましょう。
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