自己免疫疾患が原因で起こる腰痛はどんなマットレスがおすすめなの?
人の身体は、外部からの刺激から守るための防衛機能をたくさん備えています。
その中の一つが免疫です。
ですが、この免疫が場合によって自分の身体に害をなしてしまう事があります。
それが自己免疫疾患という病気になります。
この自己免疫疾患によって、引き起こされる腰痛というものもあるんですよ。
こんな痛みを感じませんか?
- 腰に強い痛みと共に“こわばり”がある
- 首から肩にかけても同じように痛みを感じる
- 特に明け方に症状が強くなる
- 全身がだるい
- 食欲がなく、体重も減少している
これらの痛みの原因は自己免疫疾患によるリウマチ性多発筋痛症(りうまちせいたはつきんつうしょう)の可能性があります。
リウマチ性多発筋痛症とは?
リウマチ性という言葉が付くために、高齢者を中心に多い関節リウマチと関連があると考えられやすくなりますが、リウマチ性多発筋痛症は通常でいわれるリウマチとは全く異なる病気になってきます。
本来身体をウィルスや細菌などから守るためにある免疫システムが、何かしらの原因によって異常がおこり、正常な細胞や組織を攻撃してしまい、炎症を引き起こしてしまう「膠原病(こうげんびょう)」という病気の一種になっています。
整形外科を受診しても腰痛の理由はよくわからないのですが、内科やリウマチ科、膠原病科などに掛かると血液検査を行うことでリウマチ性多発筋痛症の可能性が変わってきます。
どんな症状があるの?
一般的に言われるリウマチは関節部分に痛みを感じますが、リウマチ性多発筋痛症の場合には筋肉に痛みやこわばりを感じます。
- 微熱がつづく
- 全身がだるい
- 食欲がない
という場合で、腰回りにこわばりを感じる腰痛を感じる場合には、一度内科を受診してみることもお勧めになってきます。
リウマチ性多発筋痛症の方におすすめのマットレスとは?
リウマチ性多発筋痛症は膠原病の一種で、身体全体に倦怠感があり、微熱が続くということもあり、基本的には身体に負担が少ない寝具で寝るということがとても大切になってきます。
- 首や肩などは力を入れずに眠ることが出来る
- 背筋や足を自然に伸ばすことが出来る
ということがポインとになってきます。
このような条件をクリアすることが出来るのは、やや硬めのマットレスということになります。
柔らかいマットレスの場合には、不自然に体が沈み込んでしまうポイントがあり、この沈み込みを支えようとして身体のあちこちに不自然な力が入ってしまいます。
その結果、寝ていることが余計に身体にとって負担になってしまうということが起こるんです。
ただ、硬すぎるマットレスの場合には、身体全体のこわばりが強くなってしまいますので、はやり身体にとっては負担になり不自然になってしまいます。
体格に合い、実際に横になってみて不自然に体が沈み込まない事、そして寝心地が良いことを確認することはとても大切になってきます。
具体的にはどれがおすすめ?
現在使っている寝具を使いたいが比較的柔らかめという場合
エアウィーヴのようなマットレスパッドを利用してみることがお勧めになります。
エアウィーヴは通気性も良く適度な硬さがあるため、快適な寝心地を得られます。
現在使っている寝具にこだわりがないという場合
モットンというマットレスがお勧めになってきます。
適度に硬く、身体には負担をかけにくいマットレスになっています。
高齢者の方や、筋力がない場合は?
高齢者であり、身体の筋肉自体があまりないというタイプの方の場合には、モットンでは硬すぎると感じるケースもあります。
その場合には羊毛の柔らかさによって身体を包み込むように労わってくれる雲のやすらぎという敷布団がお勧めになってきます。
マットレスは体重や体格によっても合うものと合わないものがありますので、実際に横になって確かめてみることはとても大切になってきますよ。