原因不明・生活習慣が原因の腰痛にあうマットレスの選び方は?
腰痛はどうしてその腰痛が起こっているのか、実は原因が分からないというものもとても沢山あります。
運動してすぐに腰痛になった。
物をとろうとして前かがみになったら突然ぎっくり腰になってしまった。
というような腰痛であれば分かりやすいのですが、その原因が分からない腰痛の場合には、どう直していけばいいのか分からないという厄介な一面がありますよね。
このようなことを普段していませんか?
・仕事上同じ姿勢をすることが多い
・前かがみになることが多い
・重たいものを持ちあげることが多い
・普段運動習慣がなく動くことが少ない
・スポーツなど激しい運動をよくする
・肥満状態にある
・痩せすぎである
・ストレスを感じやすい
・睡眠不足気味である
・好き嫌いが多く、栄養バランスに欠けた食事や暴飲暴食をすることがある
・生活習慣が乱れている
・たばこや飲酒の傾向が強い
・冷え症である
・足に合わない靴を履くことが多い、かかとの高い靴を履くことが多い
どうでしょうか?実はこれらはすべて腰痛を引き起こしやすい生活習慣になっています。
この中で
- 仕事上同じ姿勢をすることが多い
- 前かがみになることが多い
- 重たいものを持ちあげることが多い
という生活習慣が腰に徐々にダメージを与え腰痛を引き起こしていくということは分かりやすいかと思います。
ですが、中にはどうしてそれが腰痛の原因になるの?と感じるものもあるのではないでしょうか?
運動はし過ぎてもしなさ過ぎてもNG
・普段運動習慣がなく動くことが少ない
・スポーツなど激しい運動をよくする
というのは正反対の事になります。ですが、どちらも腰痛を引き起こす原因となるんです。
普段運動習慣がなく動くことが少ない
普段運動習慣がない人は血行が悪くなりやすく、疲労物質などが溜まりこみやすくなります。
また筋力が少ないために、上半身を支えることが出来ず、全ての重みを腰が支えることになってしまいます。
スポーツなど激しい運動をよくする
スポーツなど激しい運動をする人は、疲労が抜けないままどんどん疲労が蓄積して行ってしまう事があります。
また、腰回りの筋肉に大きなダメージを与えやすく、結果として腰痛を起こすことがあるんです。
肥満も痩せすぎも腰痛になってしまう!
・肥満状態にある
・痩せすぎである
こちらも正反対の原因になりますが、どちらも腰痛を起こしやすい状態になります。
肥満状態にある
もともと体格ががっしりとしているという人の場合には、骨や筋肉が発達していて、体重が重たくても骨や筋肉がしっかりと身体を支えることが出来ます。
ですが、急激に太ってしまったり、運動不足などによって肥満になってしまったりした人の場合には、骨や筋肉が脆弱で身体を支えることが出来ず、体重がそのまま腰への負担となってしまいます。
痩せすぎである
極端に痩せている人も、実は骨や筋肉で身体を支えることが出来ません。
骨や筋肉が脆弱なので、体重が軽くても実は腰にかかる負担は平均的な体格の人に比べるとかなり大きなものになるんです。
さらに、ホルモンバランスの乱れも起こりやすく、女性なら婦人系の疾患を起こしやすいために、腰痛を引き起こすことがあります。
生活習慣の悪さは腰痛を引き起こす
- ストレスを感じやすい
- 睡眠不足気味である
- 好き嫌いが多く、栄養バランスに欠けた食事や暴飲暴食をすることがある
- 生活習慣が乱れている
これらはすべて生活習慣の悪さということが言えます。
生活習慣が悪いとどうしてもホルモンバランスを崩しやすくなり、さらに自律神経なども乱れやすくなります。
結果的に精神的な問題で腰痛を引き起こすことが多くなりますし、さらに身体の疲労が抜けず、疲労物質が溜まりこむことで徐々に腰痛を引き起こす原因となっていくんです。
免疫力の低下なども起こりやすく、内臓疾患などを引き起こす原因にもなりやすいですよね。
たばこ・お酒・冷え症は万病の元
- たばこや飲酒の傾向が強い
- 冷え症である
たばこやお酒、冷え症はもともと万病の元といわれていますが、腰痛の原因にもなってきます。
血行が悪くなり、疲労物質が排出されなくなります。
たばこやお酒は特にカルシウムの吸収を阻害し骨粗しょう症の原因になります。
骨粗しょう症になることで骨が変形してしまったり、圧迫骨折などを引き起こすリスクが高くなり、これらが腰痛の原因となってしまいます。
骨盤や骨格を歪ませることは腰痛に繋がる
- 足に合わない靴を履くことが多い、かかとの高い靴を履くことが多い
これは実は骨盤や骨格を歪ませる原因の一つになっています。
普段ショルダーバックなどを使い、片方の肩にいつもかけているという人も、やはり同じように骨盤や骨格を歪ませる原因になってしまいます。
骨盤や骨格がゆがむと、歪みを是正しようとして周りの筋肉が負担を感じてしまいます。
この負担が腰痛に繋がってきます。
原因が分からない腰痛でも、実はよくよく考えると原因となるものがあるケースが多くなってきています。
普段の何気ない習慣が、徐々に腰痛を引き起こすための原因となって積み重なっていくんです。
骨粗しょう症も生活習慣病が原因?!
骨粗しょう症と聞くと、老化や閉経などが原因で起きるものだと認識している方も多いと思います。
ですが、この骨粗しょう症には2種類のものがあるということをご存知ですか?
1.原発性骨粗しょう症
2.続発性骨粗しょう症
原発性骨粗しょう症の場合、加齢などが原因で、腸からカルシウムを吸収することが難しくなってしまうことで、骨密度が低下することが原因になります。
骨密度は18歳程度がピークとなり、50代になると急激に骨密度が低下していくと言われています。
カルシウムは骨を作るために大切なものとなりますが、腸から吸収されづらくなってしまうと、骨密度は低下する一方になりますよね。
そして、あまり知られていないもう一つの種類として、続発性骨粗鬆症があります。
こちらは、関節リウマチや内分泌疾患などが原因となることもあるのですが、生活習慣病が原因で発症する頻度が高いと言われているものです。
食生活や運動不足などが原因で生活習慣病になりますが、その代表的なものとしては、高血圧・糖尿病・動脈硬化などが挙げられます。
糖尿病
糖尿病の場合には、骨密度が低下しているわけではないのですが、骨折のリスクが2倍近くにもなると言われています。
慢性的な高血糖が続いていくことによって、骨の中のコラーゲンのうち、悪玉なものを増加させてしまうことによって骨質が劣化してしまうのです。
動脈硬化
動脈硬化の場合には、加齢とともに血管が詰まりやすくなっています。
動脈硬化と骨粗しょう症は、発症や進行に共通しているところがあるとされており、動脈硬化が進むことで骨質の劣化が起き、骨がもろくなってしまうのです。
このように、生活習慣病から骨粗しょう症になってしまうことがあるのですね。
骨粗しょう症の症状は?
では、骨粗しょう症の代表的な症状を見ていきたいと思います。
・背中や腰が曲がったように感じる
・腰が痛いと感じるけれど、レントゲンなどで異常が見られない
・背中や腰が痛く、動作がスムーズに出来ない
・息切れしやすくなった
・痛みから外出することが億劫になった
・姿勢が悪くなった
・お腹がすぐにいっぱいになる
このような症状が、骨粗しょう症の代表的な症状となります。
なんとなく最近身長が縮んだような気がするという場合にも、骨粗しょう症の可能性があります。
骨粗しょう症は自覚症状が乏しいと言われており、気づいた頃にはかなり進行していたということも多くあります。
圧迫骨折が起きたりすると痛みが生じるものですが、この場合には痛みがない場合もあります。
骨粗しょう症を早期発見出来るよう、自分の身体としっかり向き合ってみることが大切です。
スポーツによって起きる、腰椎分離症とは
先ほど、スポーツのしすぎで腰痛になることがあるとご説明しましたが、その腰痛を引き起こす疾患の一つとして、腰椎分離症というものが挙げられます。
腰椎分離症は、激しいスポーツを行ったり、ジャンプをする・腰を捻る・回すなど負担をかけることによって起きてしまいます。
主に、中学生などこどもの頃、身体が柔らかい時期にこれらを繰り返すことによって、疲労骨折のような形で腰椎が分離してしまうのです。
この分離症は第5腰椎に多く見られ、腰痛が症状の大部分を占める場合には、内服薬治療などが行われます。
スポーツ選手に多く、30%から40%程度の方が腰椎分離症になっていると言われています。
一般の方の場合でも、約5%程度が腰椎分離症になっており、10代での発症が多くなっています。
分離すべり症も・・・
腰椎を支えている椎間関節のいち部分が骨折した状態で、腰椎が不安定になっているのが腰椎分離症だとご説明しました。
この状態では支えを失っているため、腰椎がとても不安定ですので、激しい運動や腰に負担がかかることになると腰椎が前後にすべってしまい、分離症からすべり症へと進行していくことがあります。
それが、分離すべり症です。
多くの場合、椎体が前方にずれてしまうことを分離すべり症と呼び、椎間板の劣化が原因でずれてしまったものを、変性すべり症と言います。
分離すべり症の場合、腰痛を繰り返したり慢性的な腰痛や下肢の痛みを感じることが多くなっています。
どんな症状があるの?
では、どのような症状があるのか見ていきましょう。
- 腰を反らせた時に強い痛みがある
- 下肢にしびれを感じる
- お尻や太ももに痛みを感じる
- 腰に痛みを感じる
- 腰が張っているような感じがある
など、腰椎分離症の場合にはこのような症状が現れることになります。
特徴的な症状として、腰を反らせた時に強い痛みがあり、激しい運動をしている最中などに痛みが出ることも多くなっています。
ぎっくり腰のような痛みが生じる場合もあり、手足に痺れを伴う場合にはすべり症も併発している可能性があります。
原因不明の腰痛の方におすすめのマットレスとは?
自分では直接の原因が分からない腰痛でも、もとをただせば思い当たるものがあるというケースもありますよね。
誰でも思い当たる点というのはあります。
ですが、本来は夜寝ている間に、腰痛になる原因・リスクは解消される仕組みが身体には備わっているんです。
夜に正しい姿勢で眠ることによって、実は腰痛になる原因・リスクは低下して行くんです。
ですが夜に正しい姿勢で眠ることが出来ていない場合には、この腰痛になる原因・リスクは逆に積み重なっていきます。
つまり、正しい姿勢で眠ることが出来るようなマットレスを選ぶことが大切になるんです。
マットレスには硬さというものがあり、その人によって適した硬さが異なります。
体重が重たい人
硬めのマットレスがおすすめです。
マニフレックスやモットンといったマットレスは、硬めのマットレスになっています。
身体が不自然に沈み込まず、適度重みを支えてくれるためです。
体重が標準という人
モットンやエアウィーヴといったマットレスがお勧めになってきます。
やや硬めと感じるかもしれませんが、体圧分散が出来、寝返りもしやすくなります。
寝ている間の血行を促進させて疲労物質が溜まりこむことを防ぎ、結果的に腰痛を予防してくれるんです。
体重が軽い、筋力がないという人
雲のやすらぎやトゥルースリーパーといったやや柔らかめ~柔らかめのマットレスがおすすめです。
適度に体を包み込んでくれるこれらのマットレスは、体重が軽い方や筋力が無い方にとっては適度な硬さに相当します。
身体にあったマットレスを選ぶということが、夜に寝ている間に腰痛の原因・リスクを下げていくためには重要になってくるんですよ。
骨粗しょう症の方におすすめのマットレスとは?
骨粗しょう症の方の場合、起き上がる際に痛みを感じたり、動作がスムーズにいかないことがありますので、出来れば硬めのマットレスで起き上がりを楽に出来るようなものがおすすめです。
モットンであれば、適度な硬さがあるため、起き上がりの際にも身体が沈み込みすぎることがなく、起き上がりを補助してくれます。
骨粗しょう症が進行したり、廃用症候群などに繋がることがないようにするためにも、日中もベッドで寝ているということは避けたほうが無難です。
動きまわるという意味ではなく、昼間ベッドや椅子に腰かけて座位を維持することも大切になるのです。
座位を維持するためには、柔らかすぎるマットレスでは難しい場合がありますので、そのような意味でもやや硬めのマットレスがおすすめです。
腰椎分離症の方におすすめのマットレスは?
腰椎分離症の方におすすめのマットレスとしては、寝ている間に腰が反ってしまうことがないようなマットレスです。
モットンやエアウィーヴなどであれば、自然な姿勢を保つことが可能になっているため、腰に負担をかけず、反った状態にならずに眠ることが出来ます。
特にエアウィーヴは、スポーツ選手の腰痛の症状を解析し、作られているマットレスであり、スポーツ選手に人気があるマットレスです。
そのため、腰椎分離症の方には合っているマットレスだと言えるのではないでしょうか。
スポーツをされる方の多くが筋力がある方だとは思いますが、もし筋力があまりなく痩せ気味という方の場合には、エアウィーヴが硬すぎる場合があります。
その場合にはモットンなど、やや硬めで自然な姿勢を保てるものが合っていると言えます。
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