ドルメオのマットレスに腰痛効果はあるの?
ドルメオは、イタリア発・東欧スロヴェニアの寝装品ブランドで知られており、世界中で使用されているトップブランドとなっています。
日本で販売されるにあたり、東京西川が寝心地等を実際に検証して販売しているマットレスです。
体圧分散や理想的な寝姿勢を保つ工夫があるとのことですが、果たして、ドルメオのマットレスには、腰痛を改善する効果はあるのでしょうか。
腰痛に効果をもたらす5つの条件
マットレスが腰痛に効果をもたらすためには、以下のような条件を満たしている必要があります。
- 理想的な寝姿勢を保つことが出来る
- 寝返りがうちやすい
- 通気性がよく衛生的
- ニュートン表示がある
- 返品保証が設けられている
この5つの条件を満たしているマットレスであれば、腰痛改善に効果が期待出来ます。
理想的な寝姿勢を保つことが出来る
人が寝ている間の理想的な姿勢というのは、仰向けになって横から見た時、背骨がS字になっていること。
また、横向きになって横から見た時、背骨がI字(まっすぐ)になっていることです。
これが、身体に負担をかけない理想的な寝姿勢と言われています。
この理想的な寝姿勢を保つためには、身体を下からしっかりと支え、腰などの重い部分が沈み込まないようなサポートが必要になります。
腰が沈み込んでくの字型で眠ることになれば、腰回りに大きな負担がかかり、筋肉が緊張してしまい、腰痛を悪化させることに繋がります。
理想的な寝姿勢を保つことが出来るマットレスかどうかは大きなポイントです。
寝返りがうちやすい
寝ている間の寝返りの回数は、平均20回と言われています。
この20回の寝返りは、骨や筋肉の位置を修正したり、湿気を逃がすために無意識に行っているものです。
身体がマットレスに沈み込んでしまうと、自然と寝返りが打ちづらくなり、余分な力が必要になってしまいます。
また、くの字型などで寝ることになった場合、骨や筋肉の位置がずれてしまったり負担をかけることになりますよね。
適度に下から押し上げる反発力があるマットレスならば、寝返りがうちやすくなるのです。
通気性がよく衛生的
通気性が良いかどうかも、腰痛効果を求めるマットレスには必要となることです。
通気性が悪くなると、ジメジメと湿った感じがして寝心地が悪くなり、湿気を逃がそうと頻繁に寝返りをうつことになります。
さらに、通気性が悪いとカビやダニなどが発生する恐れもあり、マットレスの寿命が縮んでしまいます。
通気性が良く清潔を保っていくことが出来るかどうかも、大きなポイントです。
ニュートン表示がある
ニュートンは、JIS規格で定められているマットレスの硬さを表すものです。
このニュートンによって、どのくらいの硬さなのかを知ることが出来ます。
60N以下 | 60~100N | 100N以上 | |
硬さの目安 | 柔らかい(低反発) | 普通 | 硬め(高反発) |
100N以上のマットレスで、しっかりと体圧分散を行えるものが腰痛効果があるマットレスと言えます。
返品保証が設けられている
マットレスは安い買い物ではなく、商品によっては10万円を超えるものも存在していますよね。
高い買い物となるからこそ、返品保証などがあるかどうかは大切になります。
寝具の業界では、利用者のマナーの問題等から、お試し制度や返品制度などを行っているところはあまりありません。
ですが、自分に合わなかったと思ったら、返品・返金してもらえるような制度があるマットレスを選びましょう。
5つの条件にドルメオを当てはめてみる
では、上記5つの条件に、ドルメオのマットレスをあてはめて考えてみましょう。
果たして、腰痛に効果があるマットレスと言えるのでしょうか。
理想的な寝姿勢を保つことは出来るの?
まずは、理想的な寝姿勢を保つことが出来るかどうかという点です。
ドルメオには、高反発素材のエコセルというものが使用されています。
このエコセルとは、クッション性と復元性を兼ね備えている高反発ウレタンフォームです。
一度横になると、体圧で沈むのですが、すぐに体圧を均等に分散させ押し上げることで、理想的な寝姿勢を保つことが出来ます。
寝返りにもしっかりと対応し、朝まで不自然な姿勢となることが少なくなります。
立体的になっている多孔質構造の仕組みとなっているため、理想的な寝姿勢を保つことが容易になります。
寝返りはうちやすいの?
では、寝返りについてはどうでしょうか。
寝返りについても、エコセルの下から押し上げる力によって、寝返りをうちやすくしてくれていると言えます。
もともとエコセルは、寝返りのうちやすさや身体を支える力を考慮して設計された素材のため、寝返りをしっかりとサポートしてくれる作りだと言えます。
通気性は良いの?
エコセルは、立体的な多孔質構造となっています。
多孔質というのは、無数の穴が開いているような状態をイメージするとわかりやすいと思います。
この多孔質構造によって通気性が良く、寝ている間にかいているたくさんの汗を上手に逃がしてくれます。
そのため、ドルメオのマットレスに関しては、通気性は良いと言えます。
ニュートンはどのくらい?
ドルメオのマットレスは、160N(ニュートン)という硬さになっています。
モットンが140Nなので、160Nは相当硬めと言えますよね。
イタリア発のマットレスということもあり、日本人向けというよりは外国の方向けの硬さなのかもしれません。
140Nのモットンでさえ、筋肉量が少ない方は硬めに感じることがありますので、160Nのドルメオは、筋肉量が少ない方の場合かなり硬く感じることになり、身体に痛みが生じる可能性があります。
返品保証はあるの?
ドルメオには、返品保証はありません。
長期間保証ということで、敷布団タイプには3年、マットレスタイプには12年という期間があるのですが、
これは中材のウレタンフォームが5%以上へたってしまった場合にのみ適用されるものであり、
モットンのようなお試し期間として設けられているものではありません。
そのため、自分に合うマットレスかどうかは、実際に購入してみなくては分からないと言えます。
ただ、ドルメオのマットレスは、大型デパート等で試してみることが出来るようになっています。
可能であればそのような店舗に出向き、実際に横になってから購入を検討されることがおすすめです。
筋肉量が多い方には効果が期待出来る
ドルメオのマットレスが腰痛に少しでも効果があると感じることが出来るのは、筋肉量が多い方のみとなっています。
160Nという硬さのマットレスであるため、筋肉量の少ない方が横になると、どうしても硬く感じてしまいます。
身体がやや浮いているような状態になってしまい、適度な沈み込みがありません。
そのため、理想的な寝姿勢を保つことが難しく、どうしても身体に負担がかかってしまいます。
腰周りの筋肉が緊張してしまい、腰が痛くなったり、寝起きに疲労を感じることもあると言えます。
腰痛がある方に一番良いマットレスは?
腰痛効果を期待するなら、お試し出来るモットンがおすすめ!
モットンなら、90日間のお試し期間があり、自分に合っているマットレスかどうかを確認することが出来ます。
モットンの効果は、早くて数週間、遅くて3ヶ月間という期間で実感出来るため、3ヶ月経ってから返品・返金が可能となります。
まずは3ヶ月間使用してみて、それでも自分に合わなければ返品・返金の対応を行ってもらうことが出来ます。
マットレスの合う・合わないには個人差がありますので、モットンのように試せるマットレスは嬉しいですよね。
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