マニフレックスはカビが発生しやすい?素材と圧縮工程が原因だった…。
マニフレックスは、イタリア製のマットレスであり、その歴史は1962年まで遡ります。
イタリア製ということで、なんとなく高級品なイメージがあるという方もおられるかもしれません。
ですが、一番メジャーなマニフレックスのマットレス(モデル246)を見てみると、シングルで39,204円と、他の高反発マットレスとあまり変わりない価格とも言えます。
腰痛や肩凝りなどに悩む方に対しても自然治癒を促進させる、という表現がされていることから、マニフレックスの購入を検討している方もおられるのではないでしょうか。
ただ、購入前に少し考えていただきたい点があります。
それは、口コミでよく見られる、「マニフレックスはカビが発生しやすい」という話についてです。
これは本当なのか、見ていきたいと思います。
マニフレックスにカビが発生しやすい理由
マニフレックスのマットレスは、ポリウレタンフォーム「エリオセル」というものが芯材になっており、柔らかすぎず硬すぎない弾力特性と復元性がある高密度弾性素材というものです。
こちらは世界特許を取得しており、温度変化によって硬さが変わることがないという素材です。
オープンセル分子構造
一般的なポリウレタンフォームというのは、クローズセル分子構造という仕組みになっています。
強い圧力がかかることで、組織が崩れてしまい、マットレスがへたるのです。
一度組織が崩れてしまったポリウレタンフォームは二度と元通りにはならないと言われており、空気や水を通しづらく、汗がたまりやすい素材となります。
マニフレックスのポリウレタンフォーム「エリオセル」は、オープンセル分子構造という作りになっており、”空気を呼吸することが出来る”構造になっているのです。
つまり、汗を吸い取ったら、それを貯めるのではなく発散させるという仕組みです。
吸湿性が高すぎる
通気性や吸湿性、放湿性に優れているというマニフレックスのマットレスですが、実はこの放湿性よりも、吸湿性の方が優れているという特徴があります。
つまり、寝ている間に汗をかいたり、湿気がこもったりしたものをとても効率よく吸い込むことで、マットレスの裏側に湿気がたまり、カビが発生してしまうのですね。
イタリア製ということで、日本の多湿な環境には少し合いづらいという部分があると言えます。
また、通気性は良くても、人が寝ている間にかいてしまう汗への対応が出来るほどの通気性は?と言われると、不十分なのです。
床に直接敷いて使用したいという方もおられると思いますが、カビの発生を促進させることになりますので、除湿シートなどを併用しつつベッドで使用することが大切になります。
圧縮行程にも問題が?!
マニフレックスは、圧縮したロールアップ状態で届けられます。
圧縮することで、コストダウンへと繋がっています。
開封すると、少しずつ元の分厚さへと戻っていくのですが、ここにも少し問題があります。
真空ロールアップというのは、空気の出し入れが自由に行える素材だからこそなのですが、イタリアの工場にて生産直後に真空パックにされています。
イタリアのマニフレックスの工場で真空圧縮をする行程では、まず大きな封筒状のビニールにマニフレックスを入れて圧縮し、そこから更に大きなビニールシートで巻いて小さく圧縮梱包するそうです。
この状態の時に、中袋の封筒状の袋がはじけて破れる場合があるとのこと・・・
搬送時や保管時には汚れたりすることがないものの、もしそれ以前(はじめて破れた時)に湿気が少しでも入っていたとすれば、マットレスにカビが生えてしまう可能性もあります。
もちろん、しっかりと管理されているためそのような事はないと思いますが、カビが絶対に生えないという保証があるわけではありません。
長期保証があるのにダメなの?
マニフレックスのマットレスには、長期保証というものがついています。
この長期保証、実はとても長いのです。
どのくらいの長さの保証がついているのか、見てみましょう。
マニフレックスの保証期間
ラグジュアリーマットレス モデル ディアマンテ50 |
15年保証 |
マニフレックス スタンダードモデル 246 |
12年保証 |
三つ折マットレス メッシュ・ウイング |
10年保証 |
このように、他のマットレスでは考えられないほどの長い保証期間がついています。
なら、もしカビが発生しても問題なく保証対象になるでしょ?と思いますよね。
ですが、この保証には、少し問題があるのです。
カビの発生は保証の対象外
実は、この”保証”というのは、以下のような場合を指しているのです。
保証の対象
- 高反発フォーム「エリオセル」「エリオセルMF」の変形
- 保証期間以内に復元力の低下で変形が生じた場合(乗っていなくても凹んでいる等)
- 購入店舗で検査を行い、実際に変形が確認された場合、新しいマットレスと取り換え可能
- カビの発生、執権による軟化、汚れ等は保証対象外
この保証はマットレスのヘタリに対しての保証であり、カビの発生には対応していないのです。
カビに対しての保証がないということは、気をつけて使用するしかありませんよね。
カビを防ぐには?
カビの発生を予防していくためには、以下のようなお手入れが必要です。
カビを防ぐお手入れ
- 定期的に風通しの良い場所でマットレスを立てかける
- 陰干しを行い、湿気を乾燥させる
- マットレスの上下、裏表をローテーションして使う
- 除湿シートや吸湿シートを購入する
など、このようなお手入れを行っていく必要があります。
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マニフレックススタンダードモデル246で重さが12kgあるのですが、雲のやすらぎは7.5kgです。
同じくマットレスを立てかけるだけにしても、重さにかなりの違いがあるため、どちらが楽かは一目瞭然です。
メンテナンスのしやすさも、マットレスに求められる重要なポイントですよね。
気になる腰痛マットレスランキング!1位は?
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