6月から夏にかけて、どんどんと寝苦しくなりますよね。
腰痛対策のマットレスとして高い人気を誇るモットンも、実は夏場は寝苦しいという噂があります。
いくらマットレスが腰痛対策向けであっても、寝苦しくて寝返りの回数が増えて腰痛が悪化…なんてことは避けたいものです。
そこで、モットンを2016年に購入してから約3年使っている私が、実際にモットンは暑いのかどうか、リアルな感想とともに、具体的な暑さ対策をお伝えしていきたいと思います!
モットン旧バージョンと新バージョンの比較
マットレスが夏暑いと感じてしまう原因として、マットレス自体の素材はとても大きく関係しています。
ですが、それと同じくらい大きな原因として挙げられることとして、”マットレスのカバー素材”があります。
[box class="red_box" title="カバー素材は重要!"]
カバーは直接肌に触れるものであるため、カバーの素材によってはとても寝苦しくなってしまうのです。
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実はモットンは、旧バージョンと新バージョンで、カバー素材が異なっています。
以下、モットンのカバーの違いについて表にしてみました。
旧バージョン | 新バージョン | |
カバー素材 | タオル生地 | ベロア生地 |
特徴 | ・毛玉になる ・ほつれやすい ・少しゴワゴワする ・洗える ・夏場は少し暑い |
・毛玉になりにくい ・ほつれない ・触り心地がいい ・洗える ・夏場は暑い |
以前販売されていたモットンのカバー素材はタオル生地だったので、毛玉になりやすくゴワゴワとした触り心地でした。
対して、現在販売されている新バージョンのモットンは、触り心地や快適さはよくなったのですが、暑さが増したように感じられます。
新しいバージョンはベロア素材だから暑い!?
新バージョンでタオル生地からベロア生地になって、暑さが増したように感じられるモットン…。
一体ベロア素材とはどのような素材なのか、調べてみました。
[box class="green_box" title="ベロア素材とは?"]
ベロア素材とは、毛織物の両面を毛羽立てて加工した生地で、ベルベットに似た感じの毛羽で光沢感があります。
ラテン語で「けむくじゃら」という意味の言葉がフランス語に変化したことで生まれました。
混同されやすいベルベット素材は織物。ベロア素材は編物という違いがあります。
ベロアは擦れた部分がテカテカとした光沢になりやすいという点も特徴で、こちらの記事のように強く力を入れた部分が、より強い光沢を放つことがあります。
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アップにすると、このようにとても美しい光沢があり、肌ざわりがよさそうな感じが分かります。
このベロア素材は、洋服などにも使用されていることがありますが、大体は秋冬に着るというイメージがありませんか?
そのイメージは間違いではありません。
[box class="red_box" title="モットンは夏場暑くて当然!"]
ベロア素材は表面が起毛しているため、保温性が高いという特徴があります。
そのため、肌に触れる部分がベロア素材であるモットンで寝ていて暑く感じてしまうことは、当然なのですね。
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ベロア素材ってカビが生えやすいの?
保温性が高いということは、その内部のマットレスも暑くなり、汗など湿気がこもってしまってカビが生えるのでは?!と思ってしまうかもしれません。
確かにモワモワと暑い状態で汗をたくさんかいてしまっては、カビも生えそうですよね。
ベロア生地は保温力と保湿力が高めなので、メンテナンスを怠るとカビが生えてしまう可能性もあります。
[box class="blue_box" title="モットン自体にカビが生えにくい"]
ただ、モットンのマットレス自体にカビが生えにくい素材が使用されていることや、ベロア生地のカバーが洗濯できるようになっていることから、カビの心配はそこまで必要ありません。
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モットンのカバーが暑い人への2つの対策方法!
ここまでのお話で、モットンはベロア生地であるため、夏に暑いと感じてしまうことは当然だとご説明しました。
では、開き直って汗を流しながら寝なくてはならないのかと言うと、そうではありません!
モットンのカバーが暑い場合の対策方法として、2つの方法があります。
【対策1】ベロア素材のカバーを外して別のカバーをつける
モットンを購入した際についてくる専用のカバーがベロア素材のカバーであり、このカバーは洗濯するために取り外すことができるようになっています。
そのため、ベロア素材のカバーを外し、別のカバーをつけることで、暑さをマシにすることが可能です。
カバーはAmazonや楽天などネットショップで簡単に購入することができます。
ただ、モットンの専用カバーとは異なり、サイズがぴったりのカバーというものがなかなかありません。
[box class="green_box" title="モットンシングルサイズ"]
高さ:10cm
幅:97cm
長さ:195cm
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シングルサイズの幅や長さが同じでも、厚さ10cmに対応したシーツやカバーが少ないというのが現状です。
もしあっても、カバーの素材がモットンのベロア生地のように夏場に暑さを感じるようなものである場合がほとんどです。
例えば、Amazonでシーツを検索してみると、以下のような結果になります。
一番左にあるottostyleのマットレスにつけるカバーと、モットンのサイズがたまたま同じなので、これならピッタリ合いますよね。
価格も2,000円程度になっていますので、そこまで高くはないのですが、問題は素材です。
カバーの素材をよく見てみると、少し毛が立ち夏場は暑そうな素材でできていますので、結局モットンのベロア素材のように暑さを感じてしまうかもしれません。
ニトリなら夏は涼しいカバーがあるかも?!
ニトリになら、夏でも暑くない素材のカバーが売っているかもしれないと覗いてみました。
すると、サイズは違いましたが、素材の見た目的に涼しそうなものが販売されていました。
[box class="blue_box" title="ニトリのカバーサイズ"]
高さ:30cm
幅:100cm
高さ:200cm
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ふとん・ベッド共通カバー3点セットで、なんと1,393円という驚きの価格で販売されていました。
サイズは合いませんが、ボックスシーツなので、モットンにもつけられます。
上の写真のように、下になる部分に余計な部分がでます。
実際に、こちらのニトリのカバーと同じタイプ・同じサイズのものをモットンにつけてみたところ、後ろはこんな風になりました。
[box class="green_box" title="問題なさそうです!"]
モットンにつけてみても、後ろがそこまで余っている感じもありませんし、ベロア素材ではないため暑さは軽減できます。
几帳面な方でない限りは、ニトリで格安でボックスシーツを購入するというのもアリかと思います。
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【対策2】ひんやり敷パッドを使用する
2つ目の対策としては、ひんやり敷パッドを使用するという方法が挙げられます。
ひんやり冷たい感覚で眠りやすくなる敷パッドは、最近ではドラッグストアでも1,500円程度で販売されているのを見かけました。
ですが、実際に触ってみるとそこまで冷たくないんです…。
そこでオススメできるのが、ニトリのひんやり敷パッド(Nクール)です!
ニトリの店舗でも販売されていますし、ネットでも購入することができます!
ニトリの店舗では、実際にひんやり敷パッド(Nクール)を触ってみることができるようになっているのですが、とても冷たくて気持ちがいいです。
[box class="green_box" title="ニトリのNクールシングルサイズ"]
幅:100cm
長さ:200cm
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サイズはモットンとほぼ同じなので、そこまで余分な部分がでてしまうこともありません。
こちらのひんやり気持ちよく眠ることができる敷パッドが2,691円で販売されていますので、毎日暑苦しいと感じながら眠るのであれば、購入したほうがいいと言えます。
洗濯ができるので、汚れなども気にする必要がありません。
Nクールの半分のタイプもありました。
短パンを履いて寝るから、モットンに触れる下半身部分だけひんやりさせたい!というような場合には、この半分タイプのNクールもいいですよね。
この半分タイプなら、1,490円で購入することができます。
こちらも洗濯が可能なので、清潔を維持することができますよね。
Amazonにもひんやり敷パッドがあります!
Amazonで検索してみても、いくつか商品がヒットしました。
大体2,000円程度で購入できるのですが、ニトリの店舗に行けば実際どのくらい冷たいのかを体験することができますので、ニトリでの購入をオススメします。
モットンのメンテナンスを欠かさないことも大切!
夏場にモットンが暑いと感じてしまう別の理由として、モットンのメンテナンスができていないという点も挙げられます。
モットンはウレタン素材であるため、通気性が抜群に良いということではありません。
たくさん汗をかけば当然湿気もこもりますし、マットレス自体の温度も高くなってしまいます。
そこで、暑さを軽減するため、そして清潔を保つために、以下の2つのメンテナンスを行うことをオススメします。
【メンテナンス1】壁に立てかけて風を通してあげる
モットンは、ウレタンの性質上、天日干しをすることができません。
天日干しをしてしまうとマットレスが変形したり劣化が早まったり、変色してしまう可能性があるので注意してください。
モットンのメンテナンスとして適しているのが、陰干しです。
[box class="green_box" title="陰干しのやり方"]
毎朝起きてから、もしくは数日に1回でいいので、壁にモットンを立てかけておくだけでOKです。
日光に直接あたらないように、そして風が通りやすい場所に立てかけてください。
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こうすることで、モットンにたまった熱気や湿気を放出することができ、内部にカビなどが発生することを予防できます。
ただ、モットンはもともとカビやダニが発生しにくい素材でできているため、そこまで神経質になる必要もありません。
【メンテナンス2】カバーをこまめに洗濯する
そして2つ目に、カバーをこまめに洗濯するということも挙げられます。
モットンのカバーをこまめに洗濯することで、べたつきや寝苦しさを和らげることができます。
ベロア生地は取り扱いにくいという印象があるかもしれませんが、モットンのカバーは洗濯が可能です。
注意書きにあるように、裏返しにしてネットに入れて洗濯していきます。
ですが、そんな大きさのネットもないということで、そのまま洗濯機にいれて洗ってみました。
洗濯し終わったら、陰干しをします。
日光が直接あたらない時間帯に、ベランダにて干しましたが、特に素材に変化はありませんでした。
モットン購入時についてくるカバーはこの1枚のみとなりますので、こまめに洗濯しなくてはなりません。
[box class="green_box" title="カバーが足りない!"]
そのような点を踏まえても、やはりあと2枚くらいは、ニトリやAmazonなどでシーツ・パッド・カバーなどを購入しておきたいところです。
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直置きの人は!モットンが暑いと感じたら下にスノコをおくと通気性が抜群!
モットンは厚さが10cmあるので、ベッドの上に敷いて使用することもできますし、直置きで使用することも可能となっています。
ですが、直置きをする場合、床とマットレスの間に湿気がこもりやすくなり、カビが発生してしまうことがあります。
通気性が悪いと、余計に暑苦しく感じてしまいますよね。
そこで、直置きの場合には、モットンの下にスノコを敷くようにすると、通気性が良くなって快適ですよ!
このようなスノコも、シングルサイズ4,000円程度でAmazonなどに売っていますので、直置きの方は検討してみてくださいね!
[box class="blue_box" title="モットンが暑い時の対策まとめ"]
- モットン専用カバーを外して、別のカバーをつける
- ひんやり敷パッドをつける
- マットレスを陰干しする
- カバーを洗濯する
- 直置きの場合にはスノコを敷く
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モットンが暑いと感じた時にできることはたくさんあります!
腰痛対策マットレスとしての良さを最大限に活かすためにも、寝苦しい状態を解消するようにしていきましょう。
[box class="yellow_box" title="モットンの評判は本当?"]
→モットンを整体師の先生2人に本当に腰痛に効果あるのか聞いてみました!
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