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すべり症が腰痛の原因?ストレッチで少しでも痛みを楽にする方法
腰痛が引き起こされる原因には様々なものがあります。
腰痛は病名ではなく症状名となりますので、それを引き起こす原因というものが必ずあるのです。
腰痛が引き起こされる原因となる疾患の一つに、脊椎すべり症というものがあります。
このすべり症とはどのような症状なのかということや、ストレッチで少しでも痛みを楽にする方法について、ご紹介していこうと思います。
すべり症ってどんな疾患?

すべり症と聞いても、腰痛とはどのような関係があるものなのかあまりピンときませんよね。
このすべり症とはどのような疾患なのか、少しだけ見ておきたいと思います。
すべり症とは
腰椎には第1から第5まであり、通常であれば綺麗に並んでいる状態です。
本来であれば簡単にずれることはないのですが、背骨の関節が破損したり、椎間板の異常によって骨がずれてしまうことで起きるものが、すべり症です。
前方すべりと後方すべりがあり、分離すべり症や変性すべり症などのタイプに分けられます。
分離すべり症は、背骨の後ろと前の部分が分離されてしまうことで、椎体と呼ばれるものがすべって起きます。
変性すべり症は、手術が必要になることがあるもので、50代や60代の女性に多くみられる疾患となります。
今まで支えてきた骨を支えられなくなり、すべってしまうことでおきるものです。
もっと分かりやすく!
腰椎とは簡単に言えば、腰の骨です。
この腰椎を含めた背骨は、関節や靭帯などによってしっかりと固定されています。
ですが、この支えに異常が生じてしまうことで、腰椎がどんどん滑っていくというわけです。
高齢の方に多いとされるのは、骨や関節が変形したり、骨が磨り減ってしまうことで生じる、腰椎変性すべり症です。
生まれつきのものや、成長していく段階ですべり症となる方もおられます。
その他、外傷によるものや、癌などによってもすべり症となる場合があります。
どんなストレッチが効果的なの?

では、すべり症にはどのようなストレッチが効果的なのでしょうか。
痛みを少しでも和らげるために、簡単なストレッチを実践したいですよね。
簡単に出来るストレッチ
すべり症は、骨の変形や変性、筋力の低下、筋肉の疲労などが原因となることが多くなっています。
そこで、簡単に出来るすべり症のストレッチをご紹介します。
両手を挙げるストレッチ
1.椅子に腰掛け、両手をゆっくり上に挙げていく
2.頭の上で掌を合わせ、両手(掌)を外側に開きながらゆっくりと肩の位置まで下げる
3.10回程度を目安に行う
両手を後ろに引っ張るストレッチ
1.椅子に腰掛け、腰の後ろで掌を上に向けて組む(両掌を上にし、両手を繋ぐ感じ)
2.そのまま両手を後ろへグーッと引っ張る
3.ストンと力を抜き、終了
こんなに簡単に出来るストレッチですが、すべり症に効果的だとされています。
テレビを見ながらでも出来ますので、実践してみてくださいね。
一番いいのは、医師による指導を受けてからのストレッチです。
間違った方法で行っては、逆に悪化させてしまうこともありますので、注意してください。
注意してほしいこと

注意していただきたい点として、腰を反らしたり捻ったりしないようにするという点があります。
腰を反らしたり捻ったりすることによって神経が圧迫され、痛みが強くなってしまいます。
せっかく緩和のためにストレッチを行っているにも関わらず、
逆に悪化させてしまっては意味がありませんので、この点には十分注意してくださいね。
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