こんにちは、腰痛マットレス119番の管理人ユウです。
今まで腰痛マットレスを10個以上試してきてその中でも腰痛が悪化したマットレスがあります。
それが「薄いマットレス」と「硬い高反発マットレス」です。
今回はなぜ、薄いマットレスと硬い高反発マットレスが腰痛を悪化させるのかお話してきたいと思います!
硬い高反発マットレスはなぜ腰痛を悪化させてしまうの?
高反発マットレスのメリットとして寝返りが打ちやすいというメリットがあります。モットンのページでも紹介したように、人は寝ている時に平均して20〜30回ほど寝返りを打ちます。
試してガッテンで昔放送された実験で全く寝返りの打てない状態で一晩寝たらどうなるのか?っていう実験をした放送がありました。
このように寝返りの全く取れないドラキュラ状態で寝て次の日の朝に目を覚ますと・・・
このようにひどい腰痛になります。原因としては、人は仰向けで寝ている時にお尻に44%の体重がかかります、そしてその時に寝返りが打てずに背中が同じ所をずっと圧迫されてしまいひどい腰痛を引き起こしてしまいます。
なので寝返りが打ちやすいという点で高反発マットレスはとても良いはずなのに、なぜ腰痛が悪化してしまうの?って思ってしまいますよね。
固すぎる高反発マットレスは、腰が浮くので要注意!
高反発マットレスで腰痛が悪化してしまう大きな原因は、固すぎるので仰向けで寝ている時に腰が浮いてしまう事。
このように腰が浮いてしまい、自分の体重が分散されずに背中とお尻に体重が載ってしまう事です。
例えば、エアウィーヴなどはかなり高反発なマットレスです。
適度な高反発マットレスモットンの場合は、このように片足で載ったら程よく沈みます。
ただ、エアウィーヴのようにかなり硬い高反発マットレスの場合は、片足で立つとほとんど沈みません。
なので固すぎる高反発マットレスは避けた方がいいです。自分にあった高反発マットレスの硬さを選ぶ必要があります。
大体、平均60kg前後の体重の人は140Nの硬さ、80kg以上の人は170Nの硬さを選ぶようにしましょう。(Nはマットレスの硬さの基準値です。)
特に体重が45kgで体が細い人は、高反発マットレスは普通の硬さでは合わないので100Nの硬さのマットレスなどを使うようにしてください。
高反発マットレスはもちろん合う合わないがある!
人の体の柔らかさや特徴は、十人十色です。太っている人もいれば細い人もいる、背が高い人もいれば背が細い人もいる、体が硬い人もいれば体が柔らかい人もいます。
なので一番大切な事は、一度その高反発マットレスで数週間寝て試してみるという事です。
高反発マットレスを購入する時は、なるべく保証だけでなく、返品制度が付いているものを選ぶようにしましょう。
保証制度だともし、マットレスがあなたの体にあなかった場合でもずっと使い続けないといけません。逆に、返品制度があればその商品を返品したら購入金額が返金されるので「返品制度」と「保証制度」は似ているようで全然違います。
特に、モットンや雲のやすらぎは返品制度がしっかりとしているので一度試してみるといいかもしれません。
少し余談にはなりますが、私の場合エアウィーヴを購入したのですが、かなり硬くて腰痛が悪化してしまいました。
高反発マットレスは確かに寝返りが打ちやすいですが、ある程度の体圧分散といって体の体重を分散してくれるようなマットレスも必要です。
危険!薄いマットレスも硬いマットレス同様に腰痛を悪化させる!
また、薄い低反発マットレスや高反発マットレスを直置きで寝るのも腰痛を悪化させてしまう大きな原因です。
5cm以下のマットレスだと直置きした時に体重にもよりますが、大半の場合は沈み込み床にあたり体重をサポートしてくれません。
またこのようにマットレスの上に敷いても薄すぎるので、あまりマットレスの意味がないのでマットレスを選ぶ時はしっかりと厚みのあるマットレスを選ぶと腰痛の悪化を防げます。
今のマットレスが固すぎて合わない場合などであれば、薄い低反発マットレスが合う可能性もありますが、マットレス自体を見直した方が正直早いです。
薄いマットレスが腰痛を悪化させるたった2つの理由
腰痛を悪化させる2つの理由
- 腰や肩に直接負担がかかるため
- 腰が反っている状態になってしまうため
このような事から、薄いマットレスはあまりおすすめではありません。
人の身体は二足歩行をしやすいように、横から見た時に背骨がS字ラインになっています。
寝ている際にもこの姿勢が保たれることが理想的ではありますが、薄いマットレスで眠ると、出っ張っている肩やお尻の部分で身体を支えることになり、腰や肩に直接負担がかかってしまうのです。
寝ている間の姿勢が悪く、身体の一部にのみ負担がかかってしまうことで、腰痛が悪化してしまう可能性があります。
薄いマットレスを敷く事で、肩やお尻などの出っ張っている部分で身体を支えることになると、腰が反り返っているような状態となります。
腰が反っている状態となると、腰への負担はかなり大きなものとなります。
腰痛に悩まされていない方であっても、腰痛を引き起こすことにもなりかねません。
イメージとしては、うつ伏せになって本を読んだりスマホを触ったりしている際の腰が反り返っている状態のような感じです。
姿勢を変えようとすると、痛いと感じる事があるのではないでしょうか。
腰が反ってしまうような薄いマットレスは、敷いても意味がないどころか、腰痛を悪化させてしまう可能性があるのです。
具体的には何センチくらいの厚さがあると腰痛が悪化しないの?
具体的には何センチくらいの厚さが必要となるのか、気になりますよね。薄いマットレスと分厚いマットレス、その境界線は何センチなのかを考えていきたいと思います。
分厚いマットレス=10cm以上
薄いマットレスは、硬めのものであっても、沈み込んでしまう身体を支えきることが出来ずに、理想的な寝姿勢を保つことが難しいと言われています。
S字ラインを保とうとしても、薄すぎるマットレスでは身体が床付きするような感覚があり、寝心地がよくなく理想的な姿勢が崩れやすくなります。
薄めのマットレスは扱いやすく、手入れなども楽に出来るのですが、薄すぎると腰痛の悪化を招く可能性があります。
分厚いマットレスは、大体10cm以上のもので、雲のやすらぎなどは17cmもありかなり分厚いことが分かります。
ただ、分厚ければ分厚いほど良いというわけではありません。
必要な腰痛マットレスの厚さは、8cmから10cm程度
腰痛を改善していくために必要な分厚さとしては、8cmから10cm程度です。
この分厚さがなくては、身体を支えていくことが出来ず、床付きしてしまうことがあります。
また、厚みがないことで体圧分散がうまく出来ずに、腰痛を悪化させてしまうことに繋がるのです。
メンテナンスの面でも・・・
メンテナンスの面でも、8cmから10cm程度のマットレスが丁度いい分厚さと言えます。
腰痛対策とメンテナンス、どちらの面も兼ね備えることが出来るのが、この分厚さだというのが正しい言い方かもしれません。
分厚すぎると陰干しする時など、マットレス自体が重たいので運ぶのが大変です。
薄いマットレスは移動などが楽になりますので、日常のメンテナンスも楽になります。
ですが、その分腰痛改善や予防には効果を発揮しづらくなりますよね。
反対に、分厚すぎるマットレスは、風通しのいい場所で壁に立てかけるというだけでも、大変な思いをすることになります。
そして分厚いだけでは寝心地ばかりが優先され、身体を支えることが出来ずに、腰痛対策や改善には効果が期待出来ないというわけです。
つまり、メンテナンスもしやすく、腰痛への効果も期待出来るマットレスは、8cmから10cm程度の厚さのマットレスということになります。