坐骨神経痛の座り方予防 腰痛の症状別改善方法

坐骨神経痛は床に座る時の座り方で予防できる!

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坐骨神経痛は床に座る時の座り方で予防できる!

腰痛には様々な種類のものがあり、種類によっては手術が必要となるものもあります。

また、手術が必要ではないものの、薬物療法などが効果的となる腰痛も存在しています

たんなる腰痛だと思って放っておくと、歩行障害や排尿障害などを引き起こすこともありますので、出来れば病院を受診し、治療方法を確立していくことが大切になります。

腰痛の症状も様々ですが、坐骨神経痛という症状を引き起こす腰痛もあります。

坐骨神経痛は病気ではなく、腰痛の症状の一つです。
この症状は、座り方で予防することが出来るといわれています。

坐骨神経痛の症状が現れるのはどのような疾患なのか、また、どのような座り方で予防することが可能なのかという事について、見ていきたいと思います。

 

坐骨神経痛とは具体的にどんな症状なの?

坐骨神経痛の症状としては、以下のようなものがあります。

坐骨神経痛の症状

・鈍い痛みと痺れがある(お尻、太もも、ふくらはぎ等)
・張っている感じがある(主にふくらはぎ等)
・足の一部分もしくは足全体に冷感や熱感がある
・締め付けられるような感じがある
・足に力が入らない
・お尻が痛いために座れない
・足の裏が痺れている感じがある

など、このような症状があります。

症状が酷くなると、安静にしているにも関わらず、お尻や足が痛くて眠れないということもあります。

 

どんな疾患からくるものなの?

上記のような症状となる坐骨神経痛は、どのような疾患から引き起こされるものなのでしょうか。

  • 若い方の場合には、腰椎椎間板ヘルニアが原因となる場合が多い
  • 高齢の方の場合には、腰部脊椎管狭窄症が原因となる場合が多い

その方の年齢が若いか高齢かによって、原因となる疾患が異なっています。

いずれの疾患も、腰椎に異常が起きてしまうことで坐骨神経が圧迫されて、痛みや痺れといったような症状を引きこしています。

 

坐骨神経痛を予防する座り方はこれ!

辛い症状を引き起こす前に、予防策があるのであれば知りたいところですよね。
この坐骨神経痛は、座り方で予防できるとされています。

 

坐骨に均等に体重をかけるようにする

骨盤が歪んでいる方の場合には、左右の足の長さが異なるということをご存知ですか?

椅子に座っている際に、この足の長さの違いから、自然と体重をかけている足が異なっているため、歪みがさらに酷くなります。

これを予防するため、両方のお尻の骨を意識し、左右均等に体重をかけるようにすることで骨盤の歪みを悪化させることを予防することが出来ます。

 

正座をする

座り方には、正座やお姉さん座り(横座り)、体育座り、ぶりっこ座り(ぺたんこ座り)など様々な座り方があり、一番座りやすいと感じる座り方があると思います。

ですが、坐骨神経痛を予防するために良い座り方は、正座です。

正座をする際にも、左右均等に体重をかけるように意識することが重要になります。

 

骨盤を立ててあぐらをかく

あぐらをかく方が良いという方の場合には、工夫をすることが必要です。

あぐらをかくとどうしても背中が丸まってしまいがちですが、坐骨の下にクッションや座布団などを敷く事で、背中が丸まってしまうことを阻止できます。

骨盤を立てるようなイメージで、背中が丸まらないように意識してみてください。

 

足を組んで座らない

足を組んで座るという方もおられますが、腰には最悪の状態となります。

そのため、足を組んで椅子に座るという習慣はなくすようにしましょう。

 

>骨盤や腰椎を歪ませないようにすること

大切なことは、骨盤や腰椎を歪ませないように心掛けることです。
上記のような座り方を意識し、骨盤や腰椎が歪まないように習慣づけていくことが重要です。

坐骨神経痛は、薬物療法や理学療法などで治療を行う事が可能ですが、やはり予防できるのであれば、実践していきたいですよね。

 

坐骨神経痛の治療法は?

坐骨神経痛の治療法としてはどのようなものがあるのでしょうか。

坐骨神経痛の治療においては、原因となっている疾患に関わらず、まずは症状を緩和していくことを目的に行われることが多くなっています。

そのため、手術という治療法はなるべく避け、初めは以下のような方法で治療が行われます。

治療法は?

  • 薬物療法
  • 神経ブロック療法
  • リハビリ
  • 認知行動療法

まずはこのような方法から治療をはじめていきます。

もしこのまましばらく続けても、痛みがひかず排尿障害など現れた場合には、手術を検討するという形になっています。

 

薬物療法

薬物療法は治療法としては一番多いと言っても過言ではありません。
多くの場合に、痛み止めとして非ステロイド性消炎鎮痛薬が使用されることになります。

筋肉の緊張をほぐすための筋緊張弛緩剤や、神経の痛みに対しての疼痛治療薬、血管を広げる血管拡張剤なども使用されます。

非ステロイド性消炎鎮痛薬は、NSAIDsと呼ばれていることが多く、これはステロイド以外の抗炎症作用や鎮痛、解熱作用を持っている薬の総称となっています。

 

神経ブロック療法

神経ブロック療法は、神経やその周りに麻酔薬を注射することで、痛みを緩和していくという治療方法です。

麻酔薬が痛みをブロックしてくれるため血流も良くなり、筋肉がこわばってしまう状態からも開放されます。
ただ、1回の施術で効果があるということは稀で、何度か行わなくてはならないという場合がほとんどです。

この注射自体に痛みを感じるという方も多く、苦手な方とそうではない方がおられます。

 

リハビリ

痛みから筋肉を動かすことを避け、安静に過ごしすぎると、関節が硬くなってしまったり、筋力が落ちてしまったりしますよね。

そうなると、日常生活にも支障が出てしまうことがありますので、理学療法(リハビリ)を行うこともあります。

筋力を増強させたり、緊張をほぐしたりする運動療法や、温めて血管を広げる温熱療法、電気刺激で神経の働きを抑制する電気刺激療法などがあります

リハビリテーションの医師や理学療法士と一緒に症状を見ながら行います。

 

認知行動療法

認知行動療法は2種類の療法があります。

まず、痛みと行動の関係を知って、日常生活の中で自分が出来ることを増やしていくことが行動療法です。
そして、痛みについての間違った認識を正し、痛みがあってもやれることがたくさんある!と意識を変えていくことが認知療法です。

この2つの治療法を組み合わせたものが、認知行動療法なのです。

 

無理をしないことが大切

坐骨神経痛に悩む方の多くが、何らかの疾患からこの腰痛を発症されています。

そのため、出来るだけ早く治したいという気持ちが強い方も多く、どうしても無理をしがちなのですね。

坐骨神経痛に効果的だと言われるストレッチがあると聞けば、それをすぐに実行し、少しは歩いたほうが良いと聞けば、それをすぐに実行し、さらにはやりすぎてしまう・・・

まだ強い痛みを感じるにも関わらず、ストレッチや運動などを行いそのようなことを繰り返していると、治るものも治らなくなってしまいます

安静にしすぎるのは良くないのですが、動きすぎることも良くありません

ストレッチで無理な体制をしてしまうことも出来るだけ避けて、冷えを防いだり正しい姿勢を保ったりと、そのような事を優先的に意識することも大切です。

 

朝起きた時にお尻が痛い人はマットレスがあっていない可能性大!

朝起きた時にお尻の痛みがひどい・・・だるさを感じる場合は、マットレスが合っていない可能性があります。

仰向けて寝ている時に体重の44%がお尻にかかると言われています。

60kgの人であれば、約半分の30kg近くがお尻にかかっています。

マットレスの質が悪いとさらに、体重の分散がうまくいかないので出っ張ったお尻は遠くに、体重がかかってしまいう事が原因にあります。

もし、朝起きた時にお尻が痛いのであれば、整体師が教えるマットレスの選び方のページを参考にしてください。

整体師が教える正しいマットレスの選び方

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